今日日経平均が1万8000円を回復した。
NHKの9時のニュース(今放送中)を見ていたら、3人のエコノミストに今後の株価の動きの予想を聞いていた。
キャスターいわく。
「見方が分かれました」。
確かに、3人の予想は、「大きく上がる」、「ほんのちょっと上がる」、「下げる」、と見事に分かれていた。

さて。
この映像を流すのに、NHKはどういう取材の仕方をしたのだろう?
可能性は2つある。
(1)上記の3人に意見を聞きに行ったら、たまたま予想が3つに分かれた、という可能性。
もしそうなら、「分かれた」というキャスターのコメントは完全に正しい。
(2)そうではなくて、あらかじめリサーチをした上で(あるいは、事前の知識に基づいて)、意見が異なる専門家を選んで取材したということも考えられないわけではない。
なぜなら、それがマスコミの取材の慣習だからだ(おそらく)。
この場合、「分かれた」というキャスターのコメントは完全に誤りだ。
単に間違いであるどころか、視聴者に対して平然と嘘をついたことになる。
「分かれた」のではなく、「分かれるように取材した」のだから。
正しくは、「意見の異なる3人の専門家に話を聞きました」とコメントすべきだろう。
まあ、まじめなNHKのことだから、(2)ということはないのだろう。
たまたま3人の専門家に話を聞いたら、たまたま意見がきれいに3つに分かれただけなのだろう。
いくらなんでも、(2)の取材で「分かれた」というコメントは視聴者をバカにしすぎだし。
しかし、もし仮に(2)だったとしたら・・・。
(もちろん「善意」でだが。ただし、幼い「善意」。このブログの用語で言えば、「空想共同体的正義感」)。
テレビの現場の人たちが、哀れなほど世の中(視聴者)が見えなくなっている、ということだろうか。
追記:
マスコミを話題にするのにちょっと飽きてきた今日このごろ。